フレームマネジメント

習慣構築の土台を作るフレームマネジメント


今回は習慣構築術である「フレームマネジメント」のスキルについて。

「ダイエットしたい」

「起業したい」

「でも、なかなか行動が続けられない。。。」

 

そういう自分から変わるためのスキルです。

今回のコンテンツを学ぶと、

  • 欲しい結果が当たり前に得られる自分になる
  • 意志力や精神力を使わずに目標達成できる
  • なぜ欲しい結果が得られないのか(その原因がわかる)

ようになります。

それぐらい威力が強いコンテンツです。

 

それぐらい人間は習慣の生き物だということ。

 

よく言われることですが、

成功者は、成功するための習慣を持っているだけ。

 

だから、自分が望む理想やありたい生き方は、そのための習慣が作られれば達成されます。

ぜひとも今回のフレームマネジメントのスキルを理解して使えるようになって欲しいです。

このコンテンツの動画・音声は下のリンクからどうぞ!

https://youtu.be/iDidtHvEqB4

聞き流しでも学ぶことができます。

まずは「フレーム」と呼ばれる新しい概念の説明から。

フレームとは?

フレームとは、辞書的には「枠組み」のことですが、

このCHANGEの講座では、少し違います。

 

フレームとは、

癖とかパターンや

自分の中の一連の流れのことです。

習慣のもっと小さいものだと思ってください。

ちっちゃな歯車のようなものです。

 

習慣とは、

この小さな歯車(フレーム)がいくつも重なってできています。

 

 

で、このフレームは思考にも行動にもあります。

これは経験を通してどんどんと増えてくるものです。

つまり、生まれてからの環境によって作られていくもの。

 

例えば、親の教育や家庭環境、学校などです。

一度できたフレームはかなり強力で、変えるのが結構難しいし、時間がかかります。

ですが、自分が望む結果を得るにはここをマネジメントしていく必要があります。

 

このフレームという視点が持てるようになると、

  • 自分が得たい結果を得られやすくな
  • 実現したい現実を作りやすく

なっていきます。

結果的に、意識しなくても、気づけば得たい結果を得られるようになります。

 

自分が得たい結果が欲しいなら、

自分にとって有害なフレームを排除して、有益なフレームを意識的に増やしていくこと。

 

これが一番重要なことです。

目標を達成する人とできない人の差とは?

言ったことをどんどん実現していく人と、やりたいことを達成できない人の差ってなんでしょうか?

 

それは「フレームの差」です。

 

生まれ持った才能や素質よりも、フレームによるものがほとんど。

フレームの差が人生の差になっているのです。

 

例えば、ビジネスやお金を稼げる人。

そういう人は、お金を稼ぐことに必要なフレームを獲得して使いこなしています。(まぐれや偶然稼げた場合を除いて)

 

だから、そういうフレームがない人よりも容易にお金が稼げるのです。

 

先ほど思考にもフレームがあると言いましたが、

ポジティブな思考もフレームを作れば獲得できます。

 

何か嫌なことがあったら愚痴を言ったり、周囲のせいにするのはフレームがそうさせています。

そういう癖が定着してしまっているからです。

 

修正していけば思考は変えられます。

思考がいい方向に変わるから行動が変わって、いい結果もついてきます。

 

つまり、自分が望む結果に寄与するフレームを作れればいいってことになります。

思い通りの結果が得られない最大の理由

ほとんどの人が思い通りの結果が得られない理由は3つ。

  1. 自分の得たい結果を達成することに寄与するフレームがない
  2. 必要なフレームが足りてないから思い通りに結果が出せない
  3. 自分の目標達成を阻害する有害なフレームを持っている

これら3つのうちのどれかに該当するはずです。

 

そもそも得たい結果を達成するためのフレームがなければ結果は出ません。

そして先ほども言いましたが、

習慣とは、フレームがいくつかが組み合わさって作られます。

 

得たい結果に寄与するフレームの数が足りてない場合も考えられます。

 

もう一つ考えられるのは、

目標達成を阻害するような有害なフレームを持っている場合です。

 

どんなに有益なフレームが揃っていても、

それを阻害するフレームがあれば目標は達成されません。

 

むしろ、フレームの有害性によればマイナスになることもあります。

 

これらが思い通りの結果が得られない大きな原因です。

 

だから、有益なフレームを意識的に作って、有害なフレームを排除していく必要があるのです。

フレームを壊すのが難しい理由

「有益なフレームを意識的に作って、有害なフレームを排除する」

言葉にすると簡単な概念だけど、フレームを壊すのは難しいですよね?

 

そもそも新しい習慣を作ったり、有害な習慣をやめるのって簡単ではありません。

でも、それはあなたの意志力や精神力が弱いからではないです。

 

そもそ人間が持っている本能が、それを阻止してくるからです。

僕ら人間は本能的に、変化を嫌がる生き物。

脳にとっては変化=ストレス

だから、「今」で居続けようとします。

これはホメオスタシス(恒常性維持機能)って言われるもの。

一言で言うと、現状維持しようとする働きのことです。

 

思考的には変えたいことがあっても、本能がそれを嫌います。

だから、一つずつ踏んでいくステップがあるのです。

フレームの評価基準

では、さっそくフレーム作りについて解説していきたいんですけど、

フレームのいい、悪いの判断を自分でできるようになっておいて欲しいのです。

 

ポイントは「自分にとって」っていう視点。

 

万人にとっていいとかありません。

人の数だけ、人生の目的、やりたいこと、やりたくないことってあります。

だから、人によって必要なフレームや数が変わってくるのです。

 

例えば、ダイエットしている人ならご飯をゆっくり噛みながら食事をするという小さなフレームが必要です。

食べすぎないためのフレームです。

 

でも、相撲取りの人や太りたい人にとっては逆に悪いフレームになりますよね?

 

こんな風に自分がどう生きたいのか、何を得たいのかってことで、いいか悪いかの判断が変わります。

 

だからこそ、

「まずは自分は何をしている時に充実感が得られるのか?」

ってことを紙に書き出すことから始めてください。

 

それをベースにして、何を得たいのか、現実化させたいのかってことを作っていきます。

 

これがないと、どっかの誰かの成功が自分の成功になってしまいます。

誰かが作った成功や常識を追いかけてしまって、本当にしたいことでもないのに大事な時間を使ってしまうことになります。

 

それは絶対に避けて欲しい。

 

まずは自分にとって大事なことを書き出して明確にすること。

いい悪いの判断が自分でできるように

「自分がどんな人生にしたいのか」

「得たい結果」などを

明確に書き出す。

フレームはリターンを常に考える

自分が実現したいことや大事にしたいことが決まれば、あとは必要なフレームを獲得し、有害なものを排除していくだけ。

 

このときに必要な考え方は、常にリターンを意識すること。

そのフレームがあることで、自分にとってどんな影響があるのか。

 

それを考えればいいのです。

悪いフレーム

悪いフレームとは、

自分の望む結果に寄与しないフレームのこと

例えば、SNSやテレビをだらだら見ること。

やりたいことがあるのに、無意味にSNSやテレビを見るのはほとんどの人にとってはマイナスです。

ここではわかりやすい例を出したのですが、

さっきの書き出したことをもとに、自分にとって必要ないものや有害なものは判断できるはずです。

それらは全てあなたにとっては悪いフレームです。

 

どんなに有益なフレームがあったとしても、マイナスリターンやリターン0だったら、うまく前に進めない。

 

これはアクセルとブレーキを同時に踏んでいる状態です。

非常にもったいない。

 

ですが、ブレーキを外していけば、一気に加速できますよね?

だから、リターン0やマイナスリターンのものは排除するべきフレームです。

プラスのリターン

プラスのリターンについては、

ローリターン、ハイリターンで見ていきましょう。

ローリターン

まずはローリターンのフレームについて。

ローリターンとは、

短期的には劇的な効果はないけど、続けることでプラスになること

例えば、掃除とか挨拶の仕方とか身だしなみとか。

それをやったからって一気に変わるわけではないけど、積み重ねれば大きなリターンになるもの。

ちりも積もればってやつです。

 

このフレームをどれだけ持っているかが、

あなたの人間性とか、あなたに訪れるチャンスの数を決めていくことに繋がります。

 

積極的に増やしていくべきフレームです。

ハイリターン

次はハイリターンのフレームについて。

ハイリターンとは、

自分の目標達成に直結していること

例えば、起業したい人がビジネスやお金について学ぶことなどです。

それ自体が直接、目標に関係するフレームです。

 

このフレームがいくつか揃った時にほぼ実現すると言えるでしょう。

フレーム作りのコツ

ここで新しいフレームを作る時のコツについて解説していきますね。

一番最初というのは、なかなかスムーズにいかないのは当たり前。

その理由は摩擦が起きるから

 

新しいフレームというのは、

いびつな石ころのような形をイメージしてください。

 

角がたくさんある感じです。

 

それを転がしても摩擦によってうまく転がってくれない。

でも、ちょっとずつでもいいので、どんどんフレームを回していくのが、すごく大切。

 

そうすることで角が取れて、丸くて滑らかになって転がしやすくなります。

大きなフレームを一気に作ろうとするから失敗するのです。

 

例えば、100万円貯金しようとします。

最初から毎月2万円とか5万円もする必要はありません。

収入にもよりますが、いずれきつくなってやめてしまうぐらいなら、もっと小さなことから始めましょう。

 

500円でも1000円でもいいのです。

フレームを回し続ける方が大事!

 

新しいフレーム作りは、自転車に初めて乗る時と同じです。

転けたりしながら学んでいく、上達していくもの。

 

大事なことなので、何回も同じことを言いますが、

  1. 自分がどう生きたいのかを書き出す
  2. それをもとにして自分にとって今必要なフレームを作り出していく
  3. ちっちゃなフレームを作って回すことから始める

焦らずに行動し続けて修正していけばいいのです。

 

例えば、起業したいという目標があったら、通勤時に本を読む、音声学習をするとかから始めればいいのです。

 

ポイントは、意志力や精神力に頼らないこと。

 

人間の根性とか気合いってしれてるのです。

そんなものをあてにするから失敗する。

 

例えば、ダイエットを強く決意したとしても、

目の前で、大好きなものを食べられたらきついですよね?

 

精神力で我慢できるのは1回や2回ぐらい。

そういう場合は、目の前に行かないとか、精神力に頼らない工夫する。

気合ではなくシステムや仕組みを作る発想を持つ

精神力に頼らない2つの工夫と仕組み

意志力や精神力に頼らない工夫をするためには、

  1. 摩擦をなくす
  2. フレームを回すためのきっかけを増やす

ことが重要です。

 

摩擦が多いとフレームが回せなくなります。

また、フレームというのは、何かのきっかけがあって初めて発動するものです。

逆に言えば、きっかけがないと発動しないのです。

 

だから、いいフレームを回す「きっかけ」を増やして、悪いフレームに関する「きっかけ」を減らせばいいのです。

 

この2つのことを意識して仕組みを作っていくこと。

仕組み作りについて

フレームを作る時の仕組みは主に2つの視点から。

  1. 環境設定
  2. 発動調整

の2つ。

順番に見ていきましょう。

環境設定

環境を設定することで、摩擦を減らして、きっかけを増やしていくこと。

例えば、体重計に毎日乗るという小さなフレームを作るとします。

そのときに体重計が取り出しにくい場所においてあるだけでも、小さい摩擦が起きます。

 

そんなちっちゃなことでも、感情によっては

「めんどくさい」

「今日はいいや」

ってなってしまうのです。

 

特に初めてのフレームのときには。

そういう場合には、少しでも摩擦が起きないように前もって環境を上手にデザインいておく必要があります。

上手に環境設定ができると精神力に頼らなくていいのです。

 

習慣作りが上手い人は環境を上手に活用しています。

発動調整

発動調整とは、

フレームが回り始めるきっかけのこと

一番簡単な方法は、

すでにフレームになっていることに組み合わせることです。

 

例えば、何かの資格を取ることが目標の場合。

勉強するフレームが必要ですよね?

その時に、通勤というフレームに紐付けすればいいのです。

 

勤めている人にとっては、通勤することはもうすでにフレームになっています。

そこに紐付けすると楽になります。

 

最初は5分10分でも勉強するフレームを回せば、

あとはそれを大きくしていけばいいだけ。

 

今ある習慣にちょっとした工夫をするだけで、

どんどん生産性が上がるフレームを作っていけるようになります。

自分が得たい結果を出していくには

ワンインパクトだけでは現実を変える力はない。

でも、人間は結果を急ぐ生き物なので、一日だけとか、数回だけガッツリ頑張ろうとする。

 

だけど、頑張りすぎた結果、

その行動が続かなくて、現実が変わらなかった。

 

ってことが一度は経験したと思うのです。

ですが、一回の行動には現実を変える効果はあんまりない。

 

だから、積み重ねないといけない。

 

そんな時に意志力や精神力だけでやりきれる人なんていないのです。

 

超人的な結果を出す人は、

当たり前に習慣やフレームを作るのが圧倒的に上手い人です。

 

習慣になっているから無意識にでも、自分の感情に左右されずに行動し続けられるのです。

この理屈はわかっているけど、なかなか行動できない。

 

そんな人のために、今回はフレームマネジメントのスキルを紹介しました。

もう一度、復習しながら実践していって欲しいです。

お疲れ様でした。

このコンテンツは動画、音声でも学ぶことができます。

https://youtu.be/iDidtHvEqB4

復習にもどうぞ!