タイムマネジメント

人生のすべてを決めるタイムマネジメント2


今回はタイムマネジメントのパート2になります。

前回では、「時間に関する重要なマインドセット」と「準備」について解説しました。

 

今回のパート2では、

タイムマネジメントをもっと掘り下げて行こうと思います。

 

というのも、このCHANGEの企画におけるタイムマネジメントは、単に時間の効率をあげるためにあるものではありません。

 

ただのやりくり上手になるためではなく、人間の幸せ、幸福のための時間管理術です。

幸福を追求するということは、人生の質を上げていく必要があります。

 

そして、人生の質をあげるには、自分の人生において本当に大切なことに時間をかけられる状況を作らなければなりません。

 

そう考えると、時間管理はとても大切なこと。

 

だからこそ、上っ面のテクニックではなく、時間管理の本質から解説しています。

人間の本能や癖を上手に把握して、あなたの望む結果を手に入れましょう。

 

今回のコンテンツを学べば、

  • 「時間がないからできない」は大きな間違い
  • 大きな夢や目標は達成するのが難しいという幻想
  • 「時間がない」「忙しい」が口癖なる3つ要因

という、世間一般的に考えられている間違いについて理解し、改善することができます。

 

では、さっそく解説していきましょう。

このコンテンツの動画・音声は下のリンクからどうぞ!

https://youtu.be/JHUBG3eA2VM

聞き流しでも学ぶことができます。

タイムマネジメントの本当の目的

改めて、タイムマネジメントにおける目的を再確認しておきましょう。

本当に大事なことなので。

 

このCHANGEでは、あなたの人生の自己実現に必要なコンテンツを提供しています。

 

そういう観点から時間管理を考えると、

あなたが叶えたい夢や欲しい未来を作るための時間の使い方を知って実行し続けるようになってもらうこと

そして、

一時的な感情、気分に振り回される人生から抜け出してもらうこと

を目的としています。

 

夢や目標、欲しい未来を作るためには、そのための時間の使い方を知って、実行し続けるようにならなければいけません。

 

そのためにも、一時的な感情や気分に振り回されるのではなく、人生の主導権を握って行動して欲しいのです。

 

それにはまず、人間の本能や癖を知ることから始めましょう。

人間の本能や癖

人間は感情的な生き物です。

だから、

「中・長期的には論理的に考えられるけど、行動するときは感情的になってしまう」

これはパート1でも解説しました。

大事なことは何回でも言います。

 

人間は、プランを立てるときには冷静に考えられるけど、いざ行動するってときにはその時の一時的な感情に流されてしまう。

 

これが人間の本能、癖です。

 

この根っこの部分から直していかないと、

どんなに時間効率をあげるメソッドやテクニックを知っていても使いこなせない。

 

だからこそ、このCHANGEのタイムマネジメントのパートでは、マインドセットを中心に解説しています。

時間がないからできないって本当?

よく「時間がないからできない」っていう言葉を聞きますが、これって本当なのでしょうか?

おそらく違います。

  • 時間の使い方が問題
  • 時間に対する意識が問題

なのです。

 

だから、時間に対する意識とその使い方を直していきましょう。

まずは簡単なワークをやっていただきます。

ワーク

2つの質問をするので、このコンテンツを読むのを中断して、ワークをしてから続きを読んでください。

時間をとって紙に書き出すこと。

そのワークを前提に話が進んで行くので、やっておいてくださいね。

質問1

「あなたが人生で達成したいことは?」

「叶えたいことは?」

何でしょうか?

誰にも見られないので、本当に望むことを書いてみてください。

 

ポイントは、制限をつけないこと!

 

それが「実現できるか、できないか」ではなく、

「あなたが本当にやりたいこと」を書き出してくださいね。

質問2

では、2つ目の質問です。

 

質問1に関してですが、

「今のあなたの時間の使い方で達成できそうですか?」

「もし実現しそうにないなら、何が原因で実現できそうにないのか?」

あるいは、

「何の時間を増やせば実現できそうなのか?」

「何の時間を減らせば実現できそうなのか」

を書き出してください。

 

これら2つの質問がワークになります。

きちんと書き出してくださいね。

多くの人が抱く幻想

では、ワークをした時のことを思い出してください。

そして、書いたものを見てどう感じましたか?

 

「ちょっと、今の自分では難しそう。。。」

って考えました?

 

もしくは、書きたいことがあったけど今の自分ではできないって諦めたものがありましたか?

ここでは、ほとんどの人が抱く幻想について解説していきます。

 

一般的に、掲げている目標や夢を、現時点の自分から遠く離れたものを大きな夢って判断しますよね?

 

そして、大きな目標や夢って達成することが難しいって考えてしまいます。

 

それって本当なのか?って言うと、幻想です。

もちろん現状から離れているので、簡単ではないって考えてしまうのは理解できます。

 

しかし、だから達成困難なのかっていうとそうじゃない。

 

「そうなる時間の使い方をしているのか?」ってことが大事!

 

夢や目標が大きくて今の自分からかけ離れていたとしても、それを達成できる時間の使い方ができていれば問題ない。

 

それがすごく大事な考え方なのです。

目標や夢の大きさではなく、時間の使い方です。

 

さっき書き出した夢とか目標が大きくて難しそうって思うのは、その夢や目標が大きすぎるのではなく、今の自分がそれに見合った時間の使い方ができてないから、そう感じてしまうのです。

 

作られる現実は時間の使い方で決まります。

一番大事なこと

一番大事なことは自分の意志です。

 

「どういうつもりでその時間の使い方をしているのか?」

「どういう未来を作りたくて、その時間の使い方をしているのか?」

自分にとって、本当に大事なことに時間を使うのが時間管理です。

だから、常にあなたの目的を意識して、貴重な時間を使って欲しいのです。

 

では、次に「時間がない」が口癖になる3つの要因について解説していきます。

 

この3つ要因を把握し、修正するだけでも、

あなたの時間の効率性がグンっとアップしますよ。

「時間がない」が口癖になる3つの要因

「やりたいことはいっぱいあるけど、時間が・・・」

って人がたくさんいますよね。

  • 「時間がない」
  • 「忙しい」

が口癖の人。

 

では、なぜいつも時間がない状態になっているのか?

 

それには3つの要因があります。

  1. 衝動の脳に支配されている時間が長いから
  2. 見せかけのタスクに追われているから
  3. 時間がないという思い込みがあるから

です。

 

これらを理解し、修正するだけでも人生がガラッと大きく変わることでしょう。

あなたは陥ってないか確認してくださいね。

1.衝動の脳に支配されている時間が長いから

一つ目の要因は、

衝動の脳に支配されている時間が長いからです。

これを理解するために、

「衝動の脳」「理性の脳」について解説しますね。

 

衝動の脳は、出来事に対して反応します。

 

起きた出来事、その時の自分の状態、メンタルや体のコンディションなどによって反応して動くのが特徴です。

特に想定外のことが起きたときに冷静さを失う傾向があります。

 

これに支配されている時間が長くなればなるほど、時間を失うことになるのです。

 

一方で、理性の脳は、できごとの後に思考、判断、選択し行動します。

これらが衝動の脳と理性の脳です。

 

人間にはこの2つの脳があって、両方を使い分けて生きています。

 

「時間がない」が口癖になっている人は、

このうちの衝動の脳に支配されている時間が長いのです。

 

ここで覚えておいて欲しい原則を2つ紹介します。

原則1

衝動の脳の時間が長くなればなるほど、無自覚に時間を失い、生産性が落ちる

原則2

理性の脳によって時間を選択に使うと自分が得たい結果に近づく

これら2つの原則があります。

だから、できるだけ衝動の脳よりも理性の脳を優位にした方がいいのです。

 

できるだけ脳の主導権を理性の脳にするためには、セルフナレッジが重要になってきます。

セルフナレッジは、このCHANGEでは何回も登場してるので、その重要性に気づいている人も多いはず。

 

「自分が普段どんなときに衝動の脳になりやすいのか?」

ってことを知っていると、事前に対策を立てることができます。

 

  1. 衝動の脳に支配された時の対策を書き出す
  2. 何を、いつ、どの順番でやるのかを決めておく

という、シナリオやマニュアルを作っておくことをおすすめします。

 

こういうものがないから、毎回、衝動の脳に支配されっぱなしで、時間を無駄に過ごしてしまっているのです。

 

慣れるまでは書き出したシナリオやマニュアルを見て、実行すること。

それを何度も繰り返すと、フレーム化して習慣に変わっていきます。

 

その結果として、無意識にでも行えるようになります。

フレーム化による習慣構築は下のリンクからどうぞ!

習慣構築の土台を作るフレームマネジメント

これが一つ目の要因です。

2.見せかけのタスクに追われているから

二つ目の要因は、

見せかけのタスクに追われているからです。

自分の人生において本当に重要なことでもないのに、そのタスクに時間を費やしてしまっている状態です。

これは自分にとって重要ではないタスクを見極められていない証拠。

 

そんな人にはある有名な法則を覚えて、使えるようになってもらいたいです。

パレートの法則です。

パレートの法則とは、

全体の80%の結果は20%のものが生み出している

という世界的に有名な法則です。

 

この法則によれば、自分にとって本当に重要なことは20%です。(僕の感覚では10%もありませんが)

 

つまり、10個書き出せば、本当に大事なものは2個しかないってことになります。

 

それには、しっかりと優先順位をつけられるようにならなければいけません。

 

これからは見せかけのタスクではなく、

本当に大切な20%のものにリソースを投下しましょう。

3.時間がないという思い込みがあるから

三つ目の要因は、

時間がないという思い込みがあるからです。

「本当にそれがやりたいんだけど、時間がない」

って言う人がいるのですが、それは間違い。

 

それをやるよりも別の何かが大事だっていう風に思ってるっていう宣言をしているだけ。

 

例えば、時間があったら親を旅行に連れて行きたいって言う人。

ただ自分が親を旅行に連れて行くことよりも、他に大事なことがあるだけです。

 

〜よりも〜の方が大事だっていう選択をしている事実に気づいた方がいいです。

だから、時間がないっていうのは単なる思い込みです。

 

これら3つの要因によって、

  • 「時間がない」
  • 「忙しい」

が口癖になってしまっているのです。

 

原因をしっかりと把握して改善していきましょう。

人生の主導権を取り戻すために

衝動の脳は目先のこと・目先の欲求に意識が向きます。

どんなに賢い人でもそうなってしまいます。

 

衝動の脳が優位になっていれば、目先のことに左右されまくることになります。

 

それを避けて、自分の未来を作る時間のために賢い選択をするためには、理性の脳に主導権を取り戻すこと。

 

じゃあ、どうすれば理性の脳を優位にさせることができるのか?

答えは「書き出す」こと。

 

理性の脳は書き出せば働くようになります。

だから、ワークでは紙に書き出してくださいって何回も言ってたのです。

 

書き出して目に見えるようにすれば、理性の脳が起動します。

今から書き出して欲しいこと

「時間がなくてできないって思ってることの代わりに時間を使ってることは何ですか?」

「本当はこれがやりたいけど時間がなくてできない」

って言ってる代わりに今の自分がやってることって何ですか?

 

それを書き出して欲しいのです。

 

それは本当にあなたの未来を作るために必要ですか?

欲しい結果を出すために大事なことですか?

 

それをしっかりと理性の脳で判断して欲しいです。

 

当たり前ですけど、

欲しい未来につながる選択をして行けば、欲しい結果に近づきます。

逆に、欲しい未来につながる選択をしなかったら、欲しい未来に近づかない。

 

衝動の脳で出来事に反応するのではなく、理性の脳で考えて選択してみましょう。

まとめ

今回はタイムマネジメントのパート2ということで、時間に対する意識と使い方について解説してきました。

その際には、人間の本能による癖を知って、それを直すことが大切。

 

特に「衝動の脳」と「理性の脳」の話は重要です。

 

こういう概念を知らなかったら、いくらマネジメント術を学んでも意味はないです。

というか、使いこなすことができないのです。

 

だから、この根本的な土台の部分から解説してきました。

あなたの時間に対する概念がアップデートされれば幸いです。

 

今回は以上になります。

お疲れ様でした。

このコンテンツは動画・音声でも学ぶことができます。

https://youtu.be/JHUBG3eA2VM

復習にもどうぞ!